なにもない、ある島で、ひとり 



水の反射、空のうつろい、折れた竹を鳴らす風 



名前のないたくさんのものが、静かに押し寄せた 




 人と自然、過去と未来、わたしとあなた



 時に相対するように見えてしまうけれど



 水や空気や見えないものをとおして循環している



大切なことほど見えなくなってしまうから 



日々の片隅にも、そっと置いておこうと思う